従来、がん医療では「患者様を治す」ことに関心が向けられる一方で「患者様の辛さ」に対して充分な対応が出来ていませんでした。 しかし最近では患者様がどのように生活していくのかという「療養生活の質」という点も大切と考えられるようになってきています。 呉診療所ならびに勝山クリニックでは、これまで多くのがん患者様に対し在宅緩和ケア（在宅末期医療）を提供して参りました。 がん患者様が物理的・精神的な症状を和らげつつ自分らしい生活を送っていただけるように、また、「病院ではなく住み慣れた地域・お部屋で最後まで尊厳を持って生活したい」という患者様のご希望に添えますよう、 スタッフ一同日々全力で取り組んでいます。 これまで多くの患者様をご自宅または施設で看取らせていただきました。 その過程の中で患者様およびご家族様からかけていただいた沢山の「ありがとう」「最後まで自宅で過ごせて良かった」等のお言葉に勇気づけられ、今日も在宅医療に励んでおります。